2008年7月15日火曜日

アートなこと

毎月1回オフィスに来るのを楽しみしてくれてるご婦人がいます。
確かもう78才で最初に来てから2年以上経ってますが、当初は腰も膝も悪くて、杖をついてガクガクしながら歩いてました。それとご主人を亡くされて一人暮らしになってひきこもりの生活だったようです。
優しい息子さんが車で連れて来てくれるのですが、あまりしゃべらず、暗い感じでした。
何度か来るうちに腰も膝も楽になっていき、少しずつ話もするようになってきました。
元々おしゃれな服装をしてましたが、元気になって行くうちに髪の毛を明るく染めたり、着てくる服も明るくてセンスがいい物になってきました。
そしてある時に僕に画材屋さんを知らないかと尋ねました。僕はこの仕事を始めて5年ぐらいして絵を描き始めてオフィスにも自分で描いた油絵・水彩画・パステル画や数枚娘が描いた絵も飾ってます。
ご婦人は久々に絵を描こうと思うけど、キャンパスを買いたいのでどこか知らないかと。
帰り道にある画材屋さんを教えてあげたら、6号のキャンパスを買って自宅で花の絵を描いたみたいです。昔は絵が好きで描かれてたみたいです。そして僕が飾ってる絵を見て自分も描きたくなったんですね。
昔は興味なかったけど、この年になってゴーギャンが好きになったとか、僕と絵のこと画家の話をするようになりました。なかなか楽しい会話です。そして僕の絵を誉めてくれるので、僕の絵を見たある画家が「いい絵には空気を感じる」と。僕の絵にも空気を感じることができると言ってました。そのことをこのご婦人にも話したら、えらく感心して、自分も空気を感じる絵を描けるようにすると言ってました。
実際に完成した絵を見たわけでないですが、満足した絵になったみたいと言ってたので僕もうれしい限りです。

去年東京でスペシフィックの先生方のオフィスを訪問しました。そこで谷崎先生が言われたことは基本は変えちゃいけないが、表現は一人一人違うと。。。なるほど先生方のオフィスもアジャストもそれぞれ個性的でした。僕は目から鱗でしたね。自己流じゃなく表現の違いなんだと。
絵も画家の表現方法の違いがあります。スペシフィックは哲学でありアートです。まさに芸術的表現なのでしょうね。

0 件のコメント: