

人間の首の骨=頚椎は7個あります。これは哺乳類全部同じであのキリンでも7個です。その中で特殊な形をしているのが一番上のアトラスと二番目にアキシスです。この二つを対で上部頚椎と呼んでいます。
なぜ特殊かというとまず形状ですが、まずアトラスは環椎と言って丸い輪っかになっています。次にアキシスは軸椎と言って文字通り唯一軸がある頚椎です。アキシスの軸にアトラスがはまって、sの上に頭蓋骨が乗ってるわけです。頭の動き=首の動きはほとんどこの上部頚椎の部分で可動しています。つまり頭蓋骨とアキシスの間にアトラスがベアリングのようにはさまってグルグルと複雑な動きを可能にしてるのです。
したがって他の椎骨(第三頚椎から一番下の第五腰椎までは同じような形状で椎骨同士の間には椎間板という軟骨がクッションの役目をしてはさまってます。つまり椎間板で一応保護されてるのですが上部頚椎のように複雑に動くことはできません。逆に言うと上部頚椎は椎間板で保護をされてない代わりに複雑な頭の動き=首の動きを可能にしてるわけです。また5kg以上もある頭を支えているのですからズレやすい箇所でもあります。
私達がアジャスト=調整をするのはまさにこの上部頚椎だけです。なぜかというと脳の真下であるこの部分は脊髄=神経の束の始まりであり、脳の一部もこの部分まで下りてきてると言われます。つまり身体中・頭部まで張り巡らされてる神経はまさにここから始まるわけですから、もしここで神経や脳の一部を圧迫していたらあらゆる弊害が身体のどこにでも起き得るわけです。
そしてもう一つはバランスです。人間は唯一直立して生活をしています。直立ということは重い頭を真上に支えて倒れないようにバランスをとっているわけです。もしその重い頭を支えている上部頚椎がズレて支えてたらどうなるでしょう。バランスを崩すことが容易に想像できます。バランスを崩したらどこかで修正してバランスを取らなければなりません。それが下部の椎骨および骨盤等のズレをおこしているわけです。つまり上部頚椎より下の骨のズレは上部頚椎のズレが原因なわけです。したがって下部の修正をいくら行っても一時的な修正に終わることが多いわけです。そもそもの原因である上部頚椎をアジャスト=調整してやれば他の部位はバランスを修正する必要がなくなるわけですから正常な状態にもどるわけです。
この理論に従ってスペシフィックカイロプラクターは上部頚椎のみのアジャストを行い、後は人間が持っている治癒力に全てを任せます。
余談ですが、アトラスとはギリシャ神話で宇宙を支えてる神様の名前です。アキシスはのど仏でお釈迦さまが座禅を組んでるいる形ににてます。火葬した骨の一番上に乗せる骨です。つまり頭=脳という宇宙をアトラス神と仏様が支えていることになります。

